【レビュー】 GEEKOM A5:予想以上のパフォーマンスを見せたローズゴールドカラーのミニPC

レビュー

GEEKOM「A5」はRyzen 7 5800Hを搭載した、GEEKOM 20周年記念モデルのミニPCです。

クアッドディスプレイ対応。GEEKOM「A5」はRyzen 7 5800H搭載の20周年記念モデル
2023年9月13日、ミニPCメーカーのGEEKOMはRyzen 7 5800Hを搭載したミニPC「A5」を公式ストア(日本語)で発売しました。スペック■ GEEKOM A5CPURyzen 7 5800Hメモリ32GB DDR4-3200

機材を提供いただいたGEEKOM様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

当レビューはメーカーより機材提供を受けたものですが、内容自由で書かせてもらっています。
当ブログの方針として、悪い点も包み隠さず書いていきます。
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GEEKOM A5

■ GEEKOM A5
CPU Ryzen 7 5800H
メモリ 32GB DDR4-3200
ストレージ 512GB NVMe SSD
インターフェース USB Type-C(Gen2)×2
USB3.2 Gen2×3
USB2.0×1
HDMI 2.0b×2
2.5GbE 有線LAN
SDXCカードリーダー
オーディオジャック
wi-fi Wi-fi 6+BT5.2
サイズ 117×112×49.2mm
重さ 652g

GoodPoint
思ったよりパフォーマンスがいい
低負荷時はとても静か
クアッドディスプレイ対応

BadPoint
ファンが全開になりやすい
グラフィックが旧世代Vegaアーキテクチャ
他社より価格がやや高め

パッケージ

内容物
・本体
・電源アダプタ
・電源ケーブル
・VESAマウンタ
・マニュアル
・サンキューカード
・ねじ類

技適番号は箱と本体の両方に記載されています。

参考 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 (217-230869):総務省

技適の認証からすると、「A5」から始まり「A9」まで型番が存在するようです。
今のところ「A5」以外は全く情報がありませんが、今後登場するかもしれませんね。

「A5」のインターフェース

■フロント
・USB3.2 Gen2×2
・オーディオジャック
・電源ボタン

■左サイド
・SDXCカードリーダー

■背面
・DCジャック
・USB3.2 Gen2(Type-C)×2
・HDMI×2
・2.5GbE 有線LAN
・USB3.2 Gen2×1
・USB2.0×2

「A5」の内部

内部には底面からアクセスでき、ストレージとメモリを換装することができます。

「A5」のパフォーマンス

「A5」の搭載CPUはRyzen 7 5800Hで8コア16スレッドです。

評価の前に。
「A5」の立ち位置は、実売5万円台(記事執筆時点)の、2023年現在ではミドルクラスに位置づけられるミニPCです。
10万円前後のハイエンドクラスとは求められているものが違うという点に留意する必要があります。

総合

CPU PassMark9 (CPU)
Core i9-13900H 272263868
Core i7-13700H 253624229
Ryzen 7 7840U 236033796
本機(Ryzen 7 5800H) 216303075
Ryzen 7 6800U 215913230
Ryzen 5 5600U 168412875
Core i5-11400H 164882700
Core i5-1235U 140233618
Core i7-11390H 134952914
Core i5-1165G7 134102974
Ryzen 5 4500U 131682730
Core i7-11370H 109272497
Core i5-1135G7 101512595
Core i7-10510U 90582539

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

PassMarkは旧バージョン(v9.0)と新バージョン(v10.1、V11.0)を掲載。比較グラフは過去データの揃っているv9を使用しています。

TDPの違いがあるとはいえ、CPU性能はRyzen 7 6800Uを上回っています(シングルスレッドは下ですが…)。
また、PassMark公式スコア(V10基準)(マルチ:21171、シングル:3061)と比較すると、本機はマルチ:22502、シングル:3231で、平均を5%ほど上回っています。

なのでCPUのポテンシャルはおおむね引き出せているとみていいでしょう。

CPU

CPU CINEBENCH R15
Core i7-13700H 2613278
Core i9-13900H 2485249
Ryzen 7 7840U 2017265
本機(Ryzen 7 5800H) 1865233
Ryzen 7 6800U 1624236
Core i5-11400H 1524221
Ryzen 5 5600U 1353223
Core i5-1235U 1113223
Core i7-11390H 948232
Core i7-1165G7 859227
Ryzen 5 4500U 858177
Core i7-11370H 705188
Ryzen 3 4300U 640161
Core i5-1135G7 628160
Core i7-10510U 502170
Core i7-8550U 476163
Core i5-7200U 324126
Ryzen 3 3200U 309124

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CPU CINEBENCH R23
Core i7-13700H 169431925
Core i9-13900H 133671719
Ryzen 7 7840U 128151719
Ryzen 7 6800U 105931500
本機(Ryzen 7 5800H) 103881432
Core i5-11400H 99791474
Ryzen 5 5600U 79301368
Core i5-1235U 75111568
Core i7-11390H 58561516
Core i7-1165G7 54451522
Ryzen 5 4500U 53931163
Core i7-11370H 45601279
Ryzen 3 4300U 42231062
Core i5-1135G7 40391279
Core i7-10510U 29641046
Core i5-7200U 1862799
Ryzen 3 3200U 1736773

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

CINEBENCHはR15ではRyzen 7 6800Uを上回ったものの、R23では逆転されています。
TDP45Wと15Wが同程度なわけですが、Ryzen 7 5800Hは電力効率化が進んでいない旧世代アーキテクチャ(Zen3)なので、Zen3+アーキテクチャ(製造プロセス変更(7nm→6nm)と省電力化が主な変更ポイント)に追いつかれているのは仕方ないのかなと。

まぁ、絶対性能でいえば日常用途に十分すぎるスコアですし、高TDPとはいえ1日に占める高負荷の時間を考えれば、電気代も月に100円と変わらないかと。

GPU

CPU 3DMark Fire Strike (Graphic)
GTX 1650 9264
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 7523
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 6950
GTX 1050 6210
Core i9-13900H(16GB×2) 5749
Core i7-13700H(16GB×2) 5617
Core i7-11370H 4937
Ryzen 7 5800H(16GB×2) 4648
Core i7-13700H(16GB×1) 4028
Core i7-1165G7(8GB×2) 3883
Core i5-1135G7(8GB×2) 3842
Core i5-1235U(8GB×2) 3581
Ryzen 5 5600U(8GB×2) 3316
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 3247
Core i7-10510U(8GB×2) 1285
Core i5-7200U(4GB×2) 962

CPU 3DMark Time Spy (Graphic)
GTX 1650 3495
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 2776
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 2352
GTX 1050 1725
Core i9-13900H(16GB×2) 1714
Core i7-13700H(16GB×2) 1689
Core i7-11370H 1542
Ryzen 7 5800H(16GB×2) 1461
Core i7-13700H(16GB×1) 1306
Core i7-1165G7(8GB×2) 1236
Core i5-1135G7(8GB×2) 1188
Core i5-1235U(8GB×2) 1153
Ryzen 5 5600U(8GB×2) 1047
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 940
Core i7-10510U(8GB×2) 399
Core i5-7200U(4GB×2) 321

グラフィックは2017年から続くVegaアーキテクチャ。
毎年改良を重ねて、モバイル内蔵GPUとしては一線級の性能は維持してきましたが、新アーキテクチャのRDNA2・RDNA3やIntelのIris Xe-LPと比べると見劣りします

ここだけは、はっきりとRyzen 7 5800Hのネックと言えますね。

ストレージ

ストレージにはLexar NM620の512GBモデルを使用。
もともとGen3 SSDで、リード3,500MB/s、ライト3,100MB/sはGen3 SSDの限界付近の速度です。

Gen4 SSDに換装するという手もありますが、このくらいの速度があればよほど重いアプリを使うとかでなければ、体感できるほどの変化は少ないでしょう。

SDカード

SDカードはフルサイズのカードリーダーを内蔵。
SanDisk Extreme Pro(128GB)を使ったベンチマークでもリード95MB/s、ライト88MB/sと十分な速度が出ています。カメラなどSDカードを使う層にはありがたいですね。

外観

パッケージ

外箱は「Mini IT11」とは違ってシンプル。個人的には嫌いではありません。

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底面だけポップカラー。

パッケージ一覧。
本体のコンパクトさに比べて、電源アダプタがかなり大きめです。

付属品

マニュアルは大きな1枚モノ。
内部へのアクセスの仕方などが分かりやすく書かれています。

マニュアルの日本語はいわゆる中華フォントが使われています
「放置すると世界的にこれが”正しい日本語の漢字”と思われるようになる」という意見を見てからは、指摘することにしています。

VESAマウンタとHDMIケーブル、ネジ類。
VESAマウンタは75mm/100mm兼用のシンプルなものです。

電源アダプタはアース付きの3ピンコネクタ。
出力は最大120Wです。

サンキューメッセージカード。

筐体

前後左右のインターフェース。
左右は大きく吸気口となっています。

Ryzen 5000シリーズはUSB4はネイティブ対応していないため、Type-CはどちらもUSB3.2 Gen2(10Gbps)となっています。
両ポートとも映像出力に対応していて、デュアルHDMIと合わせてクアッドディスプレイができます

本体カラーは日本語サイトでは桜色とされていますが、グローバルサイトではローズゴールドになっています。
がじぇっとりっぷもこれは桜色ではなくローズゴールドだと思います。

同時にレビューしている「Mini IT13」とは色違い…と見せかけて、吸気口のデザインが違っています。

重さは本体554.5g、電源アダプタが666.5g。電源アダプタの方が重いのか…

内部構造

底面です。

箱と同様、技適番号もきっちり掲載されています。

再掲ですが内部全体。

内部はメタルフレームで囲われ、耐久性は抜群。またメタルフレームは電磁波干渉を抑える役割も持っています。
隙間もそこそこにありますし、サイドの吸気口が大きく開いているので、ストレージ・メモリ面の冷却もそう問題にはならないでしょう。

前述の通り、ストレージはLexar NM620。
地味に2280+2242+2.5インチのトリプルストレージに対応しています。

Wi-fiは2280 SSDの下にあり、左上に白と黒のアンテナコードが見えています。

メモリは…これどこだ?
WODPOSITという深センのメーカーで、「MiniAir 11」や「Mini IT8」、他メーカーだとGMKtecなどで採用事例があるようです。

参考 メーカーサイト:WODPOSIT

底蓋に2.5インチベイ。
フレームはM.2 SSDの放熱板を兼ねていて、SSDとつながるサーマルパッドがくっついているのが分かります。

システム

起動前

ESCでUEFI、F7で起動順序選択に入ります。
UEFIは旧BIOSスタイルで、設定可能項目は結構多め。

恒例のバックアップです。
使用したのは「Macrium Refrect Free」で、バックアップサイズは30.27GBでした。

システム情報

デスクトップは素のWindows。

システム情報。
OSはWindows 11 Proでした。

ストレージ情報。

HWiNFO。

HWiNFOで見るCPU詳細。
電力制限は短時間(PL2)が60Wで、長時間(PL1)が42Wに設定されています。

ゲームベンチマーク

レビュー機のスペック

レビュー機のスペックは以下の通り。

CPU Ryzen 7 5800H
グラフィック Vega 8
メモリ 32GB(16GB×2)
ストレージ 512GB

※軽量級のDQベンチマークはグラフィック性能の向上により、本来の性能とスコアが一致しなくなったため、比較から外しています(計測はしているので末尾のスコア一覧には掲載しています)。

[中量級] FF XIV 暁月の終焉

今回より、漆黒の反逆者(ヴィランズ)から、暁月の終焉に変更しています。

設定 スコア 平均FPS 評価
1920×1080 最高品質 3723 25.55 fps 設定変更
1920×1080 高品質 5022 34.62 fps 普通
1920×1080 標準 6607 45.8 fps やや快適
1280×720 高品質 8627 61.02 fps 快適
1280×720 標準 10307 74.25 fps 快適
FF XIV 暁月の終焉
GTX 1650 9368 / 快適
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 5477 / 普通
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 5104 / 普通
Core i9-13900H(16GB×2) 4202 / 普通
Core i7-13700H(16GB×2) 4017 / 普通
本機(16GB×2) 3723 / 設定変更
Core i7-11370H(8GB×2) 3646 / 設定変更
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 3206 / 設定変更
Core i7-11390H(8GB×2) 3118 / 設定変更
Core i5-1135G7(8GB×2) 2846 / 設定変更
Ryzen 5 5600U(8GB×2) 2835 / 設定変更
Core i7-1165G7(8GB×2) 2734 / 設定変更
Core i5-1235U(8GB×2) 2693 / 設定変更
Core i3-1115G4(4GB×2) 1946 / 設定変更
Core i5-7200U(4GB×2) 940 / 動作困難
Core i5-8250U(8GB×1) 850 / 動作困難

1920×1080(最高品質)での比較

中量級のFF14では、快適には一歩届かない感じです。
画質を落としてもFHD解像度では45.8FPS、最低FPSは23と、人によっては気になるレベル。まぁ、平均30FPSは超えているのでプレイ自体はできそうですが。

[重量級] FF XV Windowsエディション

設定 スコア 評価
1920×1080 高品質 1590 動作困難
1920×1080 標準品質 2257 重い
1920×1080 軽量品質 2894 やや重い
1280×720 標準品質 3644 普通
1280×720 軽量品質 4464 普通
FF XV
GTX 1650 8162 / 快適
Ryzen 7 7840U(16GB×4) 5994 / 普通
Ryzen 7 6800U(16GB×2) 5250 / 普通
Core i9-13900H(16GB×2) 3757 / 普通
本機(16GB×2) 3644 / 普通
Core i7-13700H(16GB×2) 3629 / 普通
Ryzen 5 5700U(8GB×2) 3138 / 普通
Core i5-1135G7(8GB×2) 2733 / やや重い
Core i7-1165G7(8GB×2) 2702 / やや重い
Ryzen 5 5600U(8GB×2) 2634 / やや重い
Ryzen 5 4500U(8GB×2) 2606 / やや重い
Core i5-1235U(8GB×2) 2591 / やや重い
Core i7-11390H(8GB×2) 2585 / やや重い
Core i5-1135G7(8GB×1) 2001 / 重い
Core i3-1115G4(4GB×2) 1961 / 動作困難
Ryzen 3 4300U(4GB×2) 1914 / 動作困難

1280×720(標準品質)での比較

重量級のFF15は意外と頑張っていて、Core i7-13700H以上Core i9-13900Hに。
メモリ32GBが効いているのか、重い設定ほど悪くないスコアとなっています。

それでも新アーキテクチャ(RDNA2/RDNA3)には遠く及ばないわけですが。

消費電力・稼働時間・騒音・温度

消費電力

アイドル時 6.6W
画面オフ時 6.0W
スリープ時 3.4W
CINEBENCH(S) 31.3W
CINEBENCH(M) 69.8W
最大 91.4W(瞬間)
60.0W(長期)

「A5」の消費電力は意外と大人しめで、瞬間的にも100Wを超えることはありませんでした
モバイルディスプレイなど、電気を食うデバイスを接続すると105W程度まで上がるので、120Wアダプタはちょうどいいと言えそうです。

Core i7-13700Hなんかは本体単独でも瞬間で120W、長期でもほぼ100Wだったことを考えると、「A5」のワットパフォーマンスはかなり高いと言えます。

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騒音

状況 音量 聞こえ方
電源オフ 34.8dB
アイドル 35.2dB 耳を近付けると聞こえる
最大 48.4dB(※) はっきりとうるさい
最大(背面) 48.8dB

騒音レベル[dB] 音の大きさのめやす 自室内の聞き騒音
うるさい 70 掃除機
騒々しい街頭
非常にうるさい
60 普通の会話・チャイム
時速40キロの自動車の内部
非常に大きく聞こえうるさい
声を大きくすれば会話ができる
普通 50 エアコンの室外機
静かな事務所
大きく聞こえる
通常の会話は可能
40 深夜の市内
図書館
多少大きく聞こえる
通常の会話は十分に可能
静か 30 ささやき声
深夜の郊外
非常に小さく聞こえる
20 ささやき
木の葉のふれあう音
ほとんど聞こえない

※本体から30cmという近距離で計測しているため、メーカー公称より数値が大きくなっています。

ファン騒音は割とうるさめ
ファンの制御は、一応数段階あり、ネットサーフィンやYouTubeの1080p再生程度ではページ読み込み時や次の動画に移るときにに低速で、再生中は極低速。
極低速時は50cmも離れればファン音が聞こえないので動画視聴の邪魔にはなりません。この点はグッド。

一方で全開となる閾値が低く、重めのアプリを起動するだけでも全開となります。ここはもっとゆっくりの変化でもいいんじゃないかなぁと思ってしまいます。
早い段階から冷やしているからか、ベンチマーク終了後は10秒かからずに極低速からファン停止まで温度が下がります。

マイルドさに欠ける制御なので、例えば複数のアプリを次々と計測するPCMarkではファン全開とファン停止を繰り返し、かなり気になるものとなります。

温度

温度は負荷をかけると最大ジャンクション温度である100度に到達しています。
これを見ると、ファンが瞬間的に全開になってしまうのも納得してしまいます。TDP45Wという高TDPだからこそなのかもしれません。

まとめ

「A5」の価格は78,688円。記事執筆現在は18,888円オフクーポンで59,800円となっています。

ファン制御がピーキーではありますが性能自体は悪くなく、ミドルクラスのミニPCとしては十分でした。
問題があるとすれば…Ryzen 7 5800H搭載ミニPCは他社からも出ていて、それらが「A5」に比べてかなり安いということでしょうか。

「A5」のポイントはメタルフレームや2.5GbE、デュアルType-Cなどハイエンド要素をミドルクラスに持ち込んでいる点にあります。
そこを正しく評価されれば、他社より高い価格にも納得してもらえるのでしょうが…このクラスを求めるユーザーは価格という絶対要素を優先しがちだからなぁ…

関連リンク

公式製品ページ:GEEKOM
サポートページ

付録

ベンチマーク結果一覧

メーカー GEEKOM
モデル名 A5
CPU Ryzen 7 5800H
GPU Vega
メモリ 16GB×2
ストレージ 512GB
PassMark 9 Total 5205.8
CPU Single 3075
CPU Multi 21630
2D 729.7
3D 3256.2
Memory 2140.7
Disk 23708.4
PassMark 10 Total 5689.1
CPU Single 3231
CPU 22502.4
2D 750.5
3D 3023.8
Memory 2959.6
Disk 24589.3
PassMark 11 Total 4566.2
CPU Single 3169
CPU Multi 22061.1
2D 752.8
3D 3185.6
Memory 2954.4
Disk 21288
3DMark TimeSpy 1668
Graphics 1461
CPU 8480
FireStrike 4161
Graphics 4636
Phisics 22299
Combined 1393
NightRaid 17586
Grapihics 19119
CPU 12094
SkyDiver 15355
Graphic 14935
Phisics 18641
Combined 14581
CloudGate 27732
Graphics 34344
Phisics 16568
IceStorm 173661
Graphics 268118
Phisics 77769
IceStormEX 132159
Graphics 164843
Phisics 78019
IceStormUnlimited 195125
Graphics 312874
Phisics 84207
3DMark TimeSpy 1668
Graphics 1461
CPU 8569
FireStrike 4169
Graphics 4648
Phisics 22727
Combined 1391
NightRaid 17612
Grapihics 19062
CPU 12309
CINEBENCH R15 OpenGL 132.60fps
CPU(M) 1865cb
CPU(S) 233cb
CINEBENCH R20 CPU(M) 4267pts
CPU(S) 556pts
CINEBENCH R23 CPU(M) 10388pts
CPU(S) 1432pts
CPU-Z Single 567.4
Multi 5212.5
CrystalMark Mark 754629
ALU 319576
FPU 151087
MEM 156353
HDD 80122
GDI 18531
D2D 8139
OGL 20821
GeekBench4 Single 6378
Multi 35028
OpenCL 56524
OpenCL(dGPU)
GeekBench5 Single 1461
Multi 8676
OpenCL 16920
OpenCL(dGPU)
GeekBench6 Single 2022
Multi 9421
OpenCL 17666
OpenCL(dGPU)
PCMark ALL 6464
Essensial 11053
Productivity 9754
DigitalContent 6798
VR Mark 2287
DQ(DX9) 1920・最高 13796
すごく快適
1280・標準 20932
すごく快適
FF XIV(DX11)
紅蓮
1920・最高 3629
とても快適
1920・高 5046
快適
1920・標準 6313
とても快適
1280・高 8717
非常に快適
1280・標準 10366
非常に快適
FF XIV(DX11)
漆黒の反逆者
1920・最高 3650
とても快適
1920・高 4890
快適
1920・標準 6313
とても快適
1280・高 8255
非常に快適
1280・標準 9625
非常に快適
FF XIV(DX11)
暁月の終焉
1920・最高 3723
設定変更
1920・高 5022
普通
1920・標準 6607
やや快適
1280・高 8627
快適
1280・標準 10307
快適
FF XV(DX11) 1920・高 1590
動作困難
1920・標準 2257
重い
1920・軽量 2894
やや重い
1280・標準 3644
普通
1280・軽量 4464
普通
MHF(DX10)
大討伐
1920 8098
1280 14955
Blue Protocol
(DX12・1920)
最高画質 2499
動作困難
中画質 4066
設定変更
低画質 8162
快適
ブラウザ jetstream2 252.373
BaseMark 1182.2
WebXPRT3
WebXPRT4 272
MotionMark 1703.5
SpeedMeter2.0 268.3
octane 73609

ベンチマーク結果画像

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