クアッドGbEだと… Synology「DiskStation DS1520+」はCeleron J4125を搭載した5ベイNAS

2020年8月21日、NASメーカーのSynologyはCeleron J4125を搭載した5ベイNAS「DiskStation DS1520+」を発売いたしました。

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スペック

■DiskStation DS1520+
CPU Celeron J4125
メモリ 8GB DDR4
ストレージ 5ベイ(最大15ベイ)
インターフェース 3.0×2
eSATA×2
ネットワーク 1GbE×4
サイズ 230×166×233mm
重さ 2.26kg
詳細スペックを見る
型番 DS1520+
メーカー Synology
価格 90,457円
発売日 2020/08
230mm
高さ 166mm
奥行き 233mm
CPU Celeron J4125
内部フラッシュメモリ
メモリ 8GB DDR4
最大メモリ 12GB?
ホットスワップ
SSD対応
NIC
(1GbE)
4
NIC
(10GbE)
LA/PT
USB2.0
USB3.0 2
USB type-c
eSATA 2
PCIe
SDカード
HDMI
4K対応
DisplayPort
S/PDIF
オーディオジャック
スピーカー
赤外線
レシーバー
ハードウェア
暗号化
ハードウェア
アクセラレーション
IPカメラ
(無償)
2
IPカメラ
(最大)
40
仮想化
(VMWare)
仮想化
(Windows)
仮想化
(Citrix)
仮想化
(OpenStack)
仮想マシン
(VirtualBox)
仮想マシン
(Docker)
対応RAID 0/1/5/6/10/Hybrid
ファイルシステム
システム
ファン
92mm x 2
ノイズレベル 20.8dB
Wi-fi
消費電力 36.67W
重さ 2.26kg
DTCP+
DTCP-IP
DLNA
iSCSIターゲット 128
iSCSI LUN 256
ユーザー数 2048
グループ数 256
並列接続数 2000
共有フォルダ 512
スナップショット
read性能 451.28
write性能 451.18
read性能
(暗号化)
451.33
write性能
(暗号化)
449.52
備考 120W電源
M.2 SSDスロット x2

特徴

「DiskStation DS1520+」はSMB(Small&Middle Business、中小企業)向けの多機能NASです。

モデル名は(DiskStationの頭文字)+(最大ベイ数)+(年式)+(シリーズ)となっています。

なので「DS1520+」はPlusシリーズの最大15ベイの2020年モデル、ということになります。

拡張も含めた最大ベイ数となるので、本体のベイ数と合ってなくてちょっと混乱しますが、本体ベイ数は見ればわかるので、最大ベイ数をモデル名に入れるというのはある意味わかりやすいですね。

タイトルにもあるように、「DS1520+」はCPUにCeleron J4125を採用しています。

Celeron J4125はNAS界隈では妙に人気で、Synology「DS720+/DS920+」、QNAP「TS-x53D」、ASUSTOR「AS6602T/AS6604T」など、NASメーカー各社から搭載モデルが発売されています。

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このうちQNAP「TS-253D」についてはがじぇっとりっぷでもレビューしています。

先日、QNAP「TS-x53D」の記事を書きましたが、QNAP様より「TS-253D」をお借りすることができましたので、レビューしたいと思い...
前回のレビューでは「TS-253D」の外観や性能など、基本的な項目をチェックしました。 後編ではPCIeスロットの利用やメモリ増設など...

このCeleron J4125、Celeronでありながら性能はかなり高いです。

CPU PassMark
Core i3-10110U(2C/4T) 42002425
Core i5-7200U(2C/4T) 33801789
Celeron J4125(4C/4T) 32381214
Core m3-8100Y(2C/4T) 30341841
Celeron J4115(4C/4T) 27471048
Celeron N4100(4C/4T) 24761005
Celeron J3455(4C/4T) 2261814
Celeron N4000(2C/2T) 14781072
Celeron J3355(2C/2T) 1240817

上段:マルチスレッド、下段:シングルスレッド

サンプル数が少なく、正確性には欠けていますが、UMPCでよく採用されていたCore m3-8100Yを超えて、Core i5-7200Uに近いスコアとなっています。
2019年までのNASでよく使われていたCeleron J3455比だと1.5倍以上の性能です。

Celeron J3455からそのままアップグレード採用されたという面もあるでしょうが、この性能の高さも人気の理由の一つじゃないかと思います。

「DS1520+」のメモリは8GBです。

仕様を見ると、4GB+4GBの1スロットとなっているので、オンボード4GB+SO-DIMM 4GBなのかなと。

Celeron J4125の公式スペックはメモリ最大8GBですが、8GBを超えても認識できる場合はほとんどなので、20GB(4GB+16GB)くらいならできると思われます。

▲Synologyはミドル以上は一貫してこの武骨なデザインです。

QNAPが家庭向けというかマルチメディアにも重点を置いているのに対し、Synologyは一貫して企業向け機能に重きを置いているので、それがデザインにも現れているのでしょうか。

▲本体インターフェースです。

背面のクアッドGbEが圧巻ですね。
2.5GbEではないのが残念ですが、リンクアグリケーションで最大4GbE相当として扱うことができます。

Synology公式の性能検証でもリード・ライトともに451MB/sとなっているので、性能としても十分といえます。

Synology NAS の全モデルを比較して、ニーズに合った製品を探してください。

ネットワーク機器の更新の必要なく速度を稼げるというのは、企業からすればありがたいですね。

また背面にはeSATAポートが2つあります。

5ベイの拡張ユニット「DX517」を接続することで、本体5ベイ+拡張ユニット5ベイ×2までできるので、最大15ベイとなるわけです。

一方で、PCIeスロットは持っていません。
CeleronはPCIeレーンを6レーンしか持たないので、下記のM.2スロットに割り当てたものと思われます。

PCIeスロット付きの方がいい場合は、ほぼ同価格帯の「DS1618+」があります。

ただし「DS1618+」はPCIeスロットがある代わりにM.2 SSDスロットがないので、SSDキャッシュを使うときには追加購入が必要になります。

▲SSD Cache用のM.2 SSDスロット

「DS1520+」はデータ用の5ベイの他に、SSDキャッシュ用のM.2 SSDスロットを二つ持っています。

SSDキャッシュ用M.2スロットは最近のNASのトレンドではありますが、他社ではPCIeカードにするなど柔軟に変更ができるようになっており、Intel CPU機で本体内蔵なのはSynologyくらいですね。
※ASUSTORも内蔵という扱いですが、実態はPCIeカードです。

Intel CPU以外ではQNAP「TS-332X」などがM.2スロットを内部に持っています。

2018年9月3日、NASメーカーのQNAPが3ベイNAS「TS-332X」を発表しました。 ※2018年10月5日追記:2018年10月...

まとめ

「DS1520+」の価格は約9万円です。

SynologyのNAS用アプリは業務向けが豊富で、チャットアプリやスプレッドシートもどきなどもあり、この点はQNAPより優れています。

SynologyはOS(DSM)のライブデモを公開しているので、使用感については一通り試すことができます。

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「DS1520+」はCPU性能も高い(=複数人での同時作業に耐えられる)ですし、昨今流行のテレワーク母艦にするのに向いた一台だと思います。

関連リンク

DiskStation DS1520+:Synology