2022年7月5日、Lenovoは第12世代Core CPUを搭載したビジネスノート「ThinkPad E14 Gen4」および「ThinkPad E15 Gen4」を発表、発売しました。
スペック
ThinkPad E14 Gen4
■ ThinkPad E14 Gen4 | |
CPU | Core i7-1255U Core i5-1235U Core i3-1215U |
---|---|
メモリ | 8~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 256GB~1TB NVMe SSD |
画面 | 14.0インチ IPS FHD |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×1 USB 3.0×1 USB 2.0×1 HDMI microSDXC オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.2 |
サイズ | 324×220.7×17.9mm |
重さ | 1.64kg |
自由テキスト
ThinkPad E15 Gen4
■ ThinkPad E15 Gen4 | |
CPU | Core i7-1255U Core i5-1235U Core i3-1215U |
---|---|
メモリ | 8~16GB DDR4-3200 |
ストレージ | 256GB~1TB NVMe SSD |
画面 | 15.6インチ IPS FHD |
インターフェース | USB Type-C(TB4)×1 USB 3.0×1 USB 2.0×1 HDMI microSDXC オーディオジャック |
wi-fi | 802.11ax+BT5.2 |
サイズ | 365×240×18.9mm |
重さ | 1.7kg |
特徴
「ThinkPad E14/E15 Gen4」はモデル名が”Gen4″なので第4世代と思いきや、AMD版と合わせての世代番号なので、実は飛ばされた番号もあります。
Intel | AMD | |
Gen1(無印) | 第10世代 | なし |
Gen2 | 第11世代 | Ryzen 4000 |
Gen3 | なし | Ryzen 5000 |
Gen4 | 第12世代 | Ryzen 5000 Refresh |
Intel系はGen3が飛ばされたので、前世代はGen2となります。
「ThinkBook」のGen4世代ではRyzen 6000シリーズ搭載モデルもあります。
CPU
CPUはIntel第12世代Alder LakeのCore i7-1255U、Core i5-1235U、およびCore i3-1215Uです。
カスタマイズでCore i7-1260P、Core i5-1240P(ともに12コア16スレッド、TDP28W)を選択することもできます。
スペック表にはGPUとしてGeForce MX550を選べるような記載がありますが、記事執筆時点ではカスタマイズオプションにはなく、搭載することはできません。
第11世代から比較するとかなり性能がアップしています。Ryzen 6000シリーズに比べれば…まぁ、うん。AMDが頑張りすぎなだけですね。
Core i7-1260P、Core i5-1240PであればCPU性能も高く、GeForce MX550搭載であればグラフィック性能も伴っていたのですが…
これまでは味噌っかす扱いだったCore i3がすさまじく性能向上して、Core i3-1215UはCore i7-1165G7を超えるCPU性能、Ryzen 7 4700Uを超えるグラフィック性能を誇ります。
正直よほどの高負荷を伴う作業をしないかぎりはCore i3-1215Uで十分かと。
メモリとストレージ
メモリはオンボード8GB DDR4-3200。内部的にはオンボード+1スロットで、最大40GB(8GB+32GB)まで増設できます。
ストレージは256GBから1TBまでのM.2 NVMe SSD。カスタマイズで見るとPCIe Gen4 SSDとされています。
保守マニュアルを見る限りでは、デュアルストレージができるようです。
その他
無線LANは802.11ax(Wi-fi 6)対応。
標準ではRealTek 8852BEまたはIntel AX201ですが、カスタマイズでIntel AX211(Wi-fi 6E)が選べます。
6GHz帯を使えるようになるWi-fi 6Eは2022年9月2日の電波法改正で利用可能になりましたが、記事執筆時点ではソフトウェア的に使用を制限されています。
将来的にはアップデートで解放される可能性はあるので、カスタマイズで選択しておいて損はありません。
バッテリーは45WHrまたは57WHr。ですが57WHrはおそらくMX550搭載モデルの容量です。
外観
正面です。
見た目的には代々のThinkPadシリーズと変わりません。
ディスプレイ解像度は1920×1080で、標準ディスプレイは色域不明、カスタマイズでsRGB 100%パネルを選択できます。
いまどき16:10でないのはちょっと遅れていますね。
個人的にはPgUP、PgDnが独立したThinkPadキーボードは好みです。
ディスプレイは180度まで開きます。
2.RJ-45
3.セキュリティキーホール
5.USB 3.2 Gen1
6.HDMI
7.マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
インターフェースは「Gen2」と同じ構成です。
USB4(Thunderbolt4)対応な点も変わりません。
「E15」では一部モデルでワイヤレスイヤホンの収納スペースがありますが、国内では販売されていないようです(カスタマイズにも出てきません)。
上が「E14」、下が「E15」です。底面の吸気口スリット配置はちょっと違っているようです。
まとめ
「ThinkPad E14/E15 Gen4」の価格は「E14」が94,930円から、「E15」が95,337円からです。
といっても、Core i3-1215Uモデルとなりますが。まぁ、Core i3-1215Uはめっちゃ性能いいんですけど。
TNパネルだとかメモリ4GBだとか、格安構成がオプションからなくなり、以前のように5万円台、6万円台での販売がなくなったのは残念ですが、昨今の情勢を考えると仕方のないところです。
ただこの価格だと、キーボードがIdeaPadですが「ThinkBook 14 Gen4」の方がいいんじゃないかという気がしますが。
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