全然気づいていなかったのですが、2019年12月に「ThinkBook 14/15」が第10世代のComet Lakeから第10世代のIce Lakeにアップデートされていました。
スペック
CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 Core i3-1005G1 |
---|---|
メモリ | 4 / 8GB DDR4-2666 |
ストレージ | 128 / 256GB(M.2 NVMe) 2.5インチベイ |
wi-fi | 802.11ac |
画面 | 14.0インチ FHD |
サイズ | 326×229×17.9mm |
重さ | 1.5kg |
CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 Core i3-1005G1 |
---|---|
メモリ | 4 / 8GB DDR4-2666 |
ストレージ | 128 / 256GB(M.2 NVMe) 2.5インチベイ |
wi-fi | 802.11ac |
画面 | 15.6インチ FHD |
サイズ | 363.5×245×18.9mm |
重さ | 1.84kg |
特徴
「ThinkBook 14/15」はComet Lake版が2019年10月に登場し、2019年11月の大型セールでは目玉品の一つになっていました。
この時のセールはがじぇっとりっぷでも記事にしており、セール記事内で「ThinkBook 14/15」の紹介をしています。


この時はまだComet Lake版だったわけですが、発売から2ヶ月もしないうちにIce Lakeにモデルチェンジしています。
Lenovoは特に発表もなく比較的ホイホイとマイナーチェンジを繰り返すことが多いのですが、それでも2ヶ月でモデルチェンジというのはあまり見かけません。
Comet lake版とIce Lake版の違いですが、仕様を見る限りではCPUを載せ替えたで済む話ではなく、筐体はそのままに中身は設計しなおしているようです。
具体的には以下のような違いがあります。
Comet Lake版 | Ice Lake版 | |
---|---|---|
CPU | Core i5-10210U Core i3-10110U | Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 Core i3-1005G1 |
メモリ | 最大24GB (オンボード8GB) | 最大16GB |
ストレージ | M.2 SSD | M.2 SSD +2.5インチ |
ディスプレイ | IPS | TN(220nits) or IPS(250nits) |
CPUについての違いは以下の記事をご参照ください。


メモリはオンボードメモリがなくなり、1スロットのみとなりました。
そのため、Comet Lake版では全モデル8GBでしたが、Ice Lake版では4GBモデルが存在します。
2.5インチベイについては、おそらくオンボードメモリと引き換えに追加されたものと思われますが、Comet Lake版の分解レビューが見つからないため、Comet Lake版の頃から2.5インチベイが存在していたのかは不明です。
ディスプレイは、最廉価モデルがTNパネルとなりました。
インターフェースはComet Lake版から変更ありません。
上が「ThinkBook 14」、下が「ThinkBook 15」です。
違いはケンジントンロックホールくらいです。
USB Type-Cは2ポートあり、それぞれUSB3.2 Gen2、USB3.2 Gen1となっています。Thunderbolt3は未対応です。
右サイドにある枠は、中にUSB2.0端子が隠れています。
少し奥まったところに端子があり、マウス・キーボード用の小型USBを差し込んだ状態で端子カバーを閉じることができます。
これ、今までなかったのが不思議な機構だなぁと。
キーボードは、「ThinkBook 14」がテンキー無し、「ThinkBook 15」がテンキーありです。
「Ideapad」系の配列とキートップですね。
電源ボタンが指紋リーダーを兼ねています。
どちらのモデルもディスプレイは180度まで開き、フラットになります。
まとめ
「ThinkBook 14/15」は「Think」の名を冠してはいますが、どちらかというと「Ideapad」をベースに、ビジネス向けにプラスアルファの要素を足したものという印象です。
ビジネス向けとしては価格が抑えめで、最廉価モデルは5万円台からとなっています。
セール品一覧にはなかなか出てきませんが、週末には多少安くなります。
とにかく安いIce Lake機としては「Ideapad S340(14)」がありますが、カスタマイズ要素がない固定スペックで、インターフェースも「ThinkBook 14/15」より少なく、ディスプレイは全モデルTNパネルとなっています。

どちらも値段なりといえば値段なりではあるのですが、デュアルストレージができたり、カスタマイズでWi-fi 6(802.11ax)対応に出来たりと柔軟性の高さは「ThinkBook 14/15」に分がありますね。
関連リンク
ThinkBook 14:Lenovo
ThinkBook 15:Lenovo
コメント